ヘモグロビン値が少ない健康診断の血液検査の不足

健康診断の血液検査のヘモグロビン値とは?

健康診断の血液検査でヘモグロビン値が少ない為、ヘモグロビンの不足が不安な夫婦の絵

健康診断の血液検査のヘモグロビン値が不足している人に、ヘモグロビンが少ない、不足している場合に
  • 何が問題なのか?
  • どのような症状がでる可能性があるのか?
  • どういった対策、改善方法があるのか?
  • どんな病気の危険性があるのか?

を紹介しています。

 

健康診断は、「ヘモグロビン値」の何を測定しているのか?

健康診断で行われている血液検査では、血液中の赤血球の中に含まれているヘモグロビンのを測定しています。ヘモグロビンの量が少ないと貧血状態になります。

 

血液検査で貧血状態の判別には2種類ある

健康診断で行われる血液検査で判明する「貧血状態」は、2つの方法で判断が可能です。それが、

  • 赤血球の数
  • ヘモグロビンの数

の2種類です。

 

赤血球の中には、ヘモグロビンが存在します。この為、赤血球自体が少ない場合は「正球性正色素性貧血」と言います。これに対して、1つの赤血球の中に存在するヘモグロビンの数が少ない場合を「小球性低色素性貧血」と言います。血液検査の結果、同じ貧血状態でも赤血球の数とヘモグロビンの数では、多少、症状に違いがあります。

 

ヘモグロビンの健康診断の血液検査での基準値とは?

ヘモグロビンの健康診断で行われる血液検査の基準値は

  • 男性:13.0〜16.6g/dl
  • 女性:11.4〜14.6g/dl

となっています。

 

なお、ヘモグロビン数は、妊婦や高齢者の場合は低くなる傾向があります。女性の場合は、生理により失血してもヘモグロビン値が異常になる可能性があります。また、幼児の場合は、ヘモグロビン数は、上記の基準値よりも少なくなりますが、だいたい15歳ぐらいで成人と同じ数になります。

 

 

健康診断の血液検査でヘモグロビン値が少ないとどうなるのか?

健康診断の血液検査でヘモグロビン値が基準値の適正範囲から大きく離れている場合には、何か病気である可能性もあるので、専門の医師に詳しい検査を受ける必要があります。詳しい検査を受けることで、「貧血状態」の正確な判別を行います。

 

貧血の状態は、ヘモグロビン数、赤血球数、ヘマトクリットの値を公式に当てはめたり、ヘモグロビンの検査、白血球数、血小板、網状赤血球、顕微鏡下での血液像検査など、いくつかの検査項目と照らし合わせて貧血の原因や種類、性質を知ることが出来ます。

 

ヘモグロビン値が基準値より低い場合には、

  • 鉄欠乏性貧血
  • 巨赤芽球性貧血
  • 再生不良性貧血

と言った貧血の可能性が高いようです。

 

 

ヘモグロビン値が不足している、少ない場合の体内では、どのような事が起こるのか?

健康診断の血液検査でヘモグロビン値が不足している、少ないとは、どのような状態なのでしょうか?詳しく理解する為には、ヘモグロビンの働きを理解する必要があります。

 

ヘモグロビンとは?

ヘモグロビンとは、血液の中の赤血球にあるタンパク質の一種です。ヘモグロビンは、酸素と結合する特性があります。その特性を生かして、ヘモグロビンは、肺で酸素と結合して、血液にのって全身に酸素を運ぶ役割をしています。

 

肺で酸素と結合したヘモグロビンは、全身の細胞へと血管、毛細血管を通って移動して、細胞に酸素を渡した後は、二酸化炭素と結合して、血流にのって肺に戻ります。肺に戻ったヘモグロビンは、再び酸素と結合して、全身に酸素を運びます。

 

このようにヘモグロビンは、全身に酸素を運ぶ働きをしています。この為、ヘモグロビン値が不足し少ない場合には、カラダが酸欠状態になっていると言えます。

 

 

ヘモグロビンが不足する、少ないと、どのような症状になる?

「ヘモグロビンとは?」で紹介した通りに、ヘモグロビンは、体の隅々の細胞まで酸素を運んでいます。この為、ヘモグロビンが不足すると全身の細胞に送ることが出来る酸素量が減少します

 

全身の細胞に送れる酸素量が減少すると起こり得る症状とは?

具体的に、起こる可能性がある症状としては、

  • 貧血
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 動悸(どうき)
  • 息切れ
  • 頭痛
  • 手足のしびれ
  • 吐き気
  • 呼吸困難
  • 失神

などの症状です。

 

このように、ヘモグロビンが不足すると貧血の症状が現れます。

 

赤血球の数は十分にあったとしても、赤血球に含まれるヘモグロビン数が足りていない場合には、貧血の状態です。

 

 

動悸(どうき)・めまい・息切れを起こす原因・理由とは?

人間は、運動をすると、細胞で必要な酸素量が増えます。この為、肺で、ヘモグロビンに酸素を付けて、全身に運搬しますが、ヘモグロビンが不足している少ない状態の場合には、普通の人よりも多くの血液を送る必要があります。

 

その為、ヘモグロビンが不足している人の場合には、体内に酸素の付いたヘモグロビンを沢山送るために、血液を沢山、心臓から送り出す為に、心臓の鼓動や呼吸が早くなります。その結果、動悸や息切れを起こしやすくなります。

 

 

ヘモグロビンが少ない、不足すると貧血になる

ヘモグロビン不足すると、動悸(どうき)息切れめまい立ちくらみと言った貧血の症状になります。

 

 

再検査の精密検査で異常が判明した場合は?

健康診断の血液検査でヘモグロビン値が少ない、不足している場合に、精密検査を行った場合には、

  • 赤血球の数が少ない(正球性正色素性貧血)
  • 身体から出血がある
  • ヘモグロビン内の鉄分が不足している(小球性低色素性貧血)

などの症状と診察される場合があります。

 

赤血球の数が少ない(正球性正色素性貧血)の場合は医師の医師の指導を受けて治療を行う必要があります。身体から出血がある場合は、出血の原因を治療します。

 

ヘモグロビン内の鉄分が不足している(小球性低色素性貧血)の場合は、ヘモグロビン内の鉄分が不足することで、貧血が起きています。その為、レバー、生牡蠣、ほうれん草、ナッツ類、緑黄色野菜、ゴマなどの鉄分を多く含む食事を摂るようにすると一ヶ月から三ヶ月程度で改善が見込めます。

 

ヘモグロビンが不足する原因とは?

健康診断の血液検査でヘモグロビンが不足している場合には、体内のヘム鉄が不足している場合に起こる鉄欠乏性貧血である可能性があります。

 

人間の体内には肝臓に、鉄分を溜めておく機能があります。しかし、血液検査のヘモグロビン値が少ない場合は、肝臓にためている鉄分も不足している可能性があります。ヘモグロビンは、血液中で酸素と二酸化炭素を運ぶ重要な役割を持っています。

 

この為、ヘモグロビンが不足すると言うことは、大変な事です。体内では酸欠状態になっている可能性があります。この為、体内の鉄分が不足している事が原因の貧血の場合には、肝臓内に溜めているべき鉄分が不足しているので、早めに意識して鉄分を補充する必要があります。

 

 

鉄欠乏性貧血は、食事で鉄分を補給してヘモグロビン値を改善する

鉄欠乏性貧血によるヘモグロビン値の不足、少ないという場合には、食事を改善することで、改善が見込めます。

 

ヘモグロビンの原材料とは?

ヘモグロビンは、体内で、鉄を原料として作られています。その為、体内に鉄分が不足している場合には、ヘモグロビンを作ることが出来る数も減ってしまいます。

 

その為、鉄欠乏性貧血の場合は、食事で鉄分を補うことで、体内でヘモグロビンを生成する量を増やすことが出来ます。

 

何を食べると良いのか?

ヘモグロビンの生成には、鉄分が必要です。また、鉄分以外にも複数のミネラルやタンパク質なども必要です。この為、ヘモグロビン値を上げるための食事は、動物性食品を多く取るのがお勧めです。

 

具体的な鉄分を含む食材とは?

鉄分を多く取ることが出来る食材を紹介します。ヘモグロビン値が不足し少ない人は、意識して食べるモノを変える必要があります。ここでは、四季別に紹介します。

 

春の鉄分を含む、貧血に効果的な食材とは?

カツオ、赤貝、あさり、キャベツ、菜の花、いちご

 

夏の鉄分を含む食材、貧血にオススメな食材とは?

キハダマグロ、アナゴ、ほうれん草、ゴーヤ、メロン、オレンジ

 

秋に鉄分を含む、貧血に効果が期待できる食材とは?

イワシ、カツオ、鮭、サツマイモ、柿

 

冬に鉄分を多く含み、貧血の人にお勧めな食材とは?

牡蠣、小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、みかん

 

一年中食べれる鉄分を含んだ食材

牛レバー、豚レバー、鶏レバー、豚もも肉、牛乳、卵、大豆、じゃがいも、ひじき、バナナ

 

 

動物性食品と植物性食品の鉄分の吸収率の違いについて

牛や鶏のレバーは、動物性食品と言われています。動物性食品に含まれる鉄分は、『ヘム鉄』と言われます。これに対して、ほうれん草、小松菜、ブロッコリーは植物性食品です。植物性食品に含まれる鉄分は、『非ヘム鉄』と言われます。

 

同じ鉄分でもヘム鉄(動物性鉄分)と非ヘム鉄(植物性鉄分)とでは、体内での吸収率が大きく違います。具体的にヘム鉄の場合は、食べた量の約25%〜30%が吸収されるのに対して、非ヘム鉄は約5%〜6%です。この為、鉄分をシッカリと取りたい場合には、動物性食品のヘム鉄を選ぶのがお勧めです。

 

 

鉄分の吸収を良くして造血効果を高める栄養成分とは?

鉄分を含むレバーやほうれん草などの食材を食べるのも大切ですが、さらに、効果的に鉄分を吸収して、血液にとしてヘモグロビンに変えたい場合には、他の栄養成分も同時に取るのがお勧めです。

 

動物性食品のヘム鉄の場合

動物性食品のレバーなどに含まれるヘム鉄の場合は、それだけでも吸収率が良いです。

 

植物性食品の非ヘム鉄の場合

植物性食品のほうれん草や小松菜などの野菜や卵、乳製品に含まれている非ヘム鉄を食べる場合には、良質なタンパク質ビタミンCを多く含む食材と一緒に取ると、体内への吸収率が良くなります。

 

タンパク質の多い食材

しらす干し、イワシの丸干し、すじこ、いくら、あじ、ほんまぐろの赤身、あゆ、かつお、とうがらし、えだまめ、そら豆

 

ビタミンCが多い食材

赤ピーマン、黄ピーマン、アセロラジュース、パセリ、芽きゃべつ、れもん、もろへいや、めんたいこ、キウイフルーツ

 

 

造血効果がある栄養成分

貧血を食事で予防する場合には、造血効果があるビタミンB12ビタミンB6葉酸を含む食材がお勧めです。

 

ビタミンB12が多い食材

しじみ、赤貝、すじこ、レバー、あさり、ほっき貝、いくら、たらこ、焼きさんま、牛肉の小腸、いわしの丸干し

 

ビタミンB6が多い食材

ニンニク、酒粕、レバー、まぐろ、かつお、鶏ひき肉、いわしの丸干、しろ鮭、キハダマグロ、鴨、鶏ササミ、鶏むね肉の皮なし

 

葉酸が多い食材

レバー、うなぎの肝、うに、えだまめ、モロヘイヤ、芽キャベツ、パセリ、法戦争、菜の花、ヨモギ、アスパラガス、酒粕、卵黄

 

食事で鉄分を十分に摂取するのは大変!?

鉄分が食事で不足しているのが原因の貧血の場合には、出来れば食事を改善するのがお勧めです。

 

出来れば、毎日、牛レバーや豚レバーを食べると、吸収率の良いヘム鉄が取れてお勧めですが、毎日購入して調理するのは大変です。また、レバーの味が苦手という人も多いと思います。

 

 

一日に必要な鉄分を摂取する場合の食事量を表した写真
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実際に、食事で、1日分の鉄分を摂取する場合には、こんなに食べる必要があります。

 

1日分に必要な鉄分を摂ろうと思うと、思った以上に多くの食事量が必要になるので、カロリーオーバーになり太ってしまう可能性もありますね。

 

 

鉄分は、サプリメントで補うのがお勧め!

サプリメントで摂れる栄養成分を記した画像

 

毎日、食事で鉄分を摂取しようと思うと大変です。そこでお勧めなのがサプリメントの利用です。

 

サプリメントなら鉄分を簡単に摂取するだけではなく、鉄分の吸収率を良くする成分も同時に取れます。

 

上記の図で紹介している美めぐり習慣」というサプリメントの場合は、鉄分に加えてビタミンC動物性たんぱく質葉酸ビタミンB12と言った鉄分の吸収率をアップさせる栄養成分も含まれています。

 

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